健康な住まいと健康な生活を


近年、住宅の品質向上に伴い、新築住宅の気密性の向上により室内の様々な物質による汚染によって身体に異常をきたす人が増えてきました。
「室内汚染」には「化学物質汚染」「生物学的汚染」があります。
密閉された室内で内装建材に含まれたVOC(揮発性有機化合物)等の化学物質が室内にこもってしまうことを「化学物質汚染」と言います。
湿度が高くなるためにカビ、結露を招き、それによるダニの発生などが「生物学的汚染」です。
特にここでは室内の化学物質汚染によって身体に異常をきたしてしまう「シックハウス症候群」について、その原因や症状、対策などを書いていこうと思います。

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健康な住まいと健康な生活を
 ・ シックハウス症候群とは?
 ・ 化学物質過敏症とは?
 ・ 生活の中に存在する化学物質
 ・ 生活の中で化学物質の影響を防ぐには?
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内装建材をとりまく環境


昭和40年代の高度成長期に住宅がたくさん建設された時代にも、現代のシックハウス症候群と同じような問題が起きましたが、近年再び木材に関して接着剤で貼り合わされた合板やパ−ティクルボ-ド等の建築用木材から放散されるホルムアルデヒドが住人の目・鼻・のどに刺激を与えて、涙や咳が出たり、頭痛を起したりする等の健康上の障害をもたらすという問題が取り上げられています。


そこで、低ホルムアルデヒドの基準が定められ、ホルムアルデヒドの放散量を少なくした建材が普及されるようになり問題は解消されました。


しかし国内市場においては、この基準に合格していない安い輸入建材が過半を占め、低コスト住宅に用いられたり、ヒートアイランド現象によって気温が上昇することで閉め切りにしてエアコンを使用する住宅が多くなり高気密・高断熱の住宅が増えた結果、昔の住宅ような自然換気が行われなくなりました。

結果として室内のホルムアルデヒドなどの化学物質が抜けにくくなったりしたため、再びこの問題が発生して取り上げられるようになりました。


放散量が少なくなった建材を使用しているとはいえ、敏感に反応してしまう人もいるために問題が解決したというわけではありません。

ここではシックハウス症候群の原因や対策などについて書いていこうと思います。





ホルムアルデヒドとは?


ホルムアルデヒドはヒトの粘膜を刺激するため、涙が出たり目がチカチカしたりする、鼻水が出る、くしゃみや喉の渇き・咳など、シックハウス症候群の原因となる代表的な化学物質です。
室内での主な発生源は「合板」です。合板には板と板の接着剤にホルムアルデヒドを含む材料が使用されています。
合板は壁、天井、押入、床フローリングなど多くの場所に合板が使用されています。
また、合板は建設資材だけでなくタンスや食器棚などの木製家具にも多く使用されています。
ですが最近の建材は、低ホルムアルデヒド基準によりホルムアルデヒドの使用を抑えているため、放散量自体それほど多くありません。

しかし、数年前まで樹脂や接着剤の原料として広く使用されていたため、10年以上経っても放散が続くことがあります。



シックハウス症候群とは?


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