室内空気中には、たくさんの化学物質が存在しています。最近、問題になっている「シックハウス症候群」、「シックビル症候群」あるいは「化学物質過敏症」の原因の一つに室内空気中の化学物質があげられています。現代は化学物質の時代ともいわれて、建築材料や家具に様々な化学物質が含まれるようになり、さらに防臭・防虫・殺虫等の目的で化学物質を住宅で使用する機会が増加しています。また、ライフスタイルの変化や住宅の高気密化によって換気回数が低下したことも、室内空気中の化学物質濃度を高める要因になっています。